社会的養護とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです(厚生労働省HPより)。

我が国の社会的養護の原型は戦後、戦災孤児を篤志家たちが保護し始めたことをきっかけとして始まりました。現代社会においては、両親や保護者を失くして社会的養護を必要とするより、虐待や経済的困窮などの理由から保護を余儀なくされる子どもたちが多くなっています。

そのような子どもたちは、施設などで手厚い保護を受けているイメージがあるかもしれません。しかしながら日本の社会的養護は、先進諸国と比較して極めて整備が遅れて、問題が山積している状況です。4万人もの要保護児童たちに対して、十分や予算も人員も確保されておらず、児童相談所はその対応にまったく追いつくことができません。

このページではそんな社会的養護に関する基礎知識として、現状の問題点と、そしてその解決策を一つひとつ解説していきます。