子を育てられない親…養親に託す いとしいけれど:yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)


子を育てられない親…養親に託す  いとしいけれど:yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)2018/09/18

”生みの親が育てられない子どもを、養親が育てる仕組みが広がりそうだ。法務省が特別養子縁組を利用しやすくなるよう見直しを検討しているためだ。背景には、経済的な事情など、生みの親が抱える様々な深刻な事情がある。”

妊娠に悩む女性の相談支援にあたる団体に寄せられた相談には、経済的事情で育てられないというものが最も多く、静岡大学の白井千晶教授は、”〈1〉雇用が不安定化し、家族を持てない若者が増えたこと〈2〉欧米先進国と比べて母子家庭への支援が手薄なこと――が背景にあると指摘する。”

”その上で、「まずは生みの親が育てやすいよう支援を充実することが必要だ。それでも、様々な事情から育てられない親への選択肢として、養子縁組をもっと利用しやすくするよう、制度改正や周知を進めるべきだ」と話している。”

虐待事件の背景にも、経済的に困難な状況を抱えている、若年妊娠、といった事情が多いことがわかっています。

また、乳児が遺棄される痛ましい事件がたびたび報道されますが、そうした背景にも、父親が家族を持つことを拒んだ・性暴力によって妊娠した等の深刻な事情があると考えられます。

こうした生みの親に幅広い支援の手を差し伸べること、また、支援の手があることを様々な場で伝えることが必要ではないでしょうか。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180911-OYTET50007/