虐待親は悪魔か?必要なのは罰よりも社会保障だ——木村草太×山下敏雅:BUSINESS INSIDER JAPAN


虐待親は悪魔か?必要なのは罰よりも社会保障だ——木村草太×山下敏雅:BUSINESS INSIDER JAPAN 2018/07/19

“「もうおねがい ゆるして」——そう書き残して東京都目黒区の船戸結愛ちゃん(5)は命を落とした。この事件をきっかけに、児童虐待への社会の関心が高まっている。

「児童相談所の人員を増やすべき」「警察との連携を強化した方がよい」など、虐待が疑われるケースにどう対処するか、専門家や市民からさまざまな声が上がっているが、一方で、被害を未然に防ぐためには、子育て支援や貧困対策など福祉の充実も必要だ。

首都大学東京教授(憲法学)で『子どもの人権を守るために』などの編著もある木村草太さんと、児童虐待や少年事件を数多く担当してきた山下敏雅弁護士に話を聞いた。”

”児相はなぜ一時保護をためらうのか”、”親子分離、立ち入り調査……強制力はどう使うべきか”等、様々な切り口から児童虐待を防ぐための施策が論じられていますが、その中で、

”子育て世代が困ったらどこに相談すればいいのかという情報を届けること、そしてSOSを出しやすい環境づくりが必要

”周囲のサポートは得られないのに「子育てはこうあるべき」という社会の目ばかりが厳しくなり、そのプレッシャーが子どもに虐待というかたちで向いてしまっている傾向をすごく感じます。これは貧困家庭に限ったことではありません。”

等、社会全体の環境に対する視点が印象に残ります。

虐待を一部のひどい親、一部の特殊な家庭の問題ではなく、社会全体の問題と捉えることで、児童虐待を防ぐことができるのではないでしょうか。

https://www.businessinsider.jp/post-170341